2001 Fiscal Year Annual Research Report
アジア太平洋地域ネットワークの構築とINGO-その過去と現在、将来への展望
Project/Area Number |
11691107
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
山岡 道男 早稲田大学, アジア太平洋研究センター, 教授 (90220235)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大城 ジョージ 桜美林大学, 国際教育センター, 教授 (40223698)
片桐 庸夫 群馬県立女子大学, 文学部, 教授 (30141112)
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Keywords | 太平洋問題調査会 / IPR / APEC / PECC / E・H・ノーマン |
Research Abstract |
本年度も継続して研究課題に沿った海外における資料収集、研究発表を行い、研究期間の最終年度として「報告書」を提出した。以下に資料蒐集と研究発表の概要を掲げたい。 〔資料収集〕研究代表者の山岡は、太平洋問題調査会(IPR)ニュージーランド支部に関して、オークランド大学における書籍を中心に検索・調査、オークランド市内各所における関連資料・書籍の購入・ウエリントンのビクトリア大学及び国立ターンバル図書館における関連資料の調査と蒐集、同市内各所における関連図書の購入を行った。研究分担者の片桐は、ニューヨークのコロンビア大学においてIPR英国支部に関して、研究分担者の大城は、ハワイ大学においてIPR国際事務局に関する資料蒐集を行った。また、本年3月26日から31日まで、上記3名はシンガポール国立大学をはじめAPEC及びPECCの国際事務局を訪問、アジア太平洋協力の現状に関し現地調査を実施する予定である。 〔研究発表〕2001年5月、山岡、大城はパネル・ディスカッション『E・H・ノーマンの生涯と学術業績』(東京・カナダ大使館主催)においてE・H・ノーマンとIPRとの関係に関し、8月に山岡、片桐、大城はハワイ大学で開催の『クロスロード会議』(ハワイ大学日本研究センター主催)において「カナダ太平洋問題調査会の戦前期の活動」とのテーマで報告を行なった(なお、この報告をもとにした英語論文は、2003年にハワイ大学出版会から刊行予定)。また、山岡は、9月に名古屋市立大学で開催の日本カナダ学会第26回年次研究大会において「戦前期のカナダの国際関係:カナダ太平洋問題調査会・カナダ国際関係研究所の発足過程を中心にして」、12月に東京・渋沢史料館で開催の渋沢研究会第97回例会において「戦前期のオーストラリア・カナダ・ニュージーランドにおける太平洋問題調査会の活動について:国際問題研究所との関連性を踏まえて」とのテーマで報告を行った。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 山岡道男: "カナダ太平洋問題調査会の戦前期の活動について:カナダ国際問題研究所の設立過程を中心として"アジア太平洋討究. 4号. 1-11 (2002)
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[Publications] 山岡道男: "太平洋問題調査会と太平洋会議"環(歴史・環境・文明). 8号. 181-185 (2002)
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[Publications] 大城 ジョージ: "戦前期における清水安三の国際主義と愛国心のジレンマ"ワークショップ資料集清水安三の思想と教育実践-戦前・戦中を中心として(桜美林大学). 5-9 (2001)