2000 Fiscal Year Annual Research Report
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11691176
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| Research Institution | The University of Tokyo |
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Principal Investigator |
諏訪 元 東京大学, 総合研究博物館, 助教授 (50206596)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三枝 春生 姫路工業大学, 自然環境科学研究所, 助手 (70254456)
加藤 茂弘 兵庫県立人と自然の博物館, 地球科学部, 研究員 (50301809)
仲谷 英夫 香川大学, 工学部, 助教授 (20180424)
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| Keywords | 人類進化 / 東アフリカ / アウストラロピテクス / アルディピテクス / 火山灰層序 |
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| Research Abstract |
本年度の調査は、1)コンソ遺跡群における野外調査、2)エチオピア国立博物館における初期人類および哺乳動物化石の形態学的研究、3)国内における地質資料分析、4)国内における現代人と現生霊長類の比較データ取得および形態解析、5)アデン湾海底コアの堆積物調査からなる。より具体的には以下の成果を得た。コンソ遺跡群の調査では系統だった古生物学的表面採集をKGA19、20、21などで実施し350点ほどの同定可能哺乳動物化石標本を採集した。この中にはホモ属の上顎臼歯とボイセイ猿人の下顎骨標本が含まれる。地質調査としてはKGA19、20などの層序を明らかにし、火山灰資料13点、古地磁気測定用資料200点以上などを採集した。また、DGPSを用いて、数メートル以内の精度で以下の地点を1991年以来出土している人類化石採集地19地点など80地点以上を計測し記録した。エチオピア国立博物館における古生物・古人類資料の標本調査としては、500万年前以前の年代を持つアワッシュ出土の未公表初期人類標本の調査、ウマ科(コンソ)と象類(コンソとアワッシュ)の記載および比較解析、コンソ遺跡群の動物化石標本の全体的解釈構築などを進めた。国内ではAr・Ar年代測定、古地磁気測定などを推進し、アデン湾の海底コアの掘削に参加し、エチオピアの陸上堆積物と対比するための資料を得た。人類化石の形態解析に必要な比較データとしては、ケント州立大学から借用した未咬耗の現代人臼歯40点ほどのCTデータほか、現世霊長類資料の計測データを各種整備し、解析を進めた。
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Research Products
(1 results)
