2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11694026
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
小林 信一 筑波大学, 社会工学系, 助教授 (90186742)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 毅 筑波大学, 社会工学系, 講師 (10233800)
孫 媛 国立情報学研究所, 学術研究情報研究系, 助教授 (00249939)
山本 眞一 筑波大学, 教育学系, 教授 (10220469)
西澤 正己 国立情報学研究所, 実証研究センター, 助手 (00281585)
|
Keywords | モード論 / 産学連携 / 日仏比較 / 科学技術論文 |
Research Abstract |
1)各国分析結果のとりまとめ それぞれの国の分析結果をとりまとめ、産学連携に関する諸施策などの変化などとも関連づけてデータの分析、解釈を行った。日仏ともに近年制度的、環境的変化があったが、分析対象としたデータには反映されていないと判断した。 2)日仏共同研究に関する分析結果の突合 両国の分析結果を持ち寄り、結果を照らし合わせて、また、関連する産業界の動き(業務提携、海外進出など)とも関連づけて、結果を検討した。だが、検討事項が個別的事項にわたるため、予備的段階に止まっている。 3)両国における知識生産システムの変容に関する分析結果のとりまとめ 両国の分析結果を比較し、産学連携を中心とする知識生産システムの変容の実態を、両国のセクター間共著関係の分析を通じて明らかにした。この際、他の先進諸国との関係にも配慮しつつ、日仏両国の特色を明確にした。 米国中心であった我が国の国際共同研究がより広範な国を対象とした様式に移行しつつあること、その一方で、米-欧-アジアの研究ネットワークが強化されていることが定量的に示された。さらに日仏共同研究については、従来大学セクタが研究活動の中心であり、他のセクタの研究機能は十全に活用されていなかったが、近年他のセクタの協力が活発になりつつあることも示された。 この結果は学会発表したほか、大学研究センターの紀要にも投稿した。
|
-
[Publications] 小林信一: "知識社会の大学"高等教育研究. 4. 19-45 (2001)
-
[Publications] J.Wen, S.Kobayashi: "Exploring Collaborative R&D network"Research Policy. 30. 1309-1319 (2001)
-
[Publications] J.Wen, S.Kobayashi: "An Organizational Approach to Cope with the Paradox between Individual Career and Collective Research in Japan"International Journal of Technology Management. 22. 794-810 (2001)