1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11694055
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
天埜 尭義 茨城大学, 理学部, 教授 (60037249)
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Keywords | 分子イオン / イオンクラスター / サブミリ波分光 / フーリエ分光 |
Research Abstract |
このプロジェクトは本来,国際学術共同研究として採択されたプロジェクトである。本年度は,University of WaterlooおよびCalifornia Institute of Technologyとの共同研究でともに成果が得られた。University of Waterlooとの共同研究はサブミリ波領域でのフリーラジカルおよびイオンの検出で成果を得た。2月22日より1ヶ月間University of WaterlooからPeter Bernath教授の博士研究員である平尾強司氏が茨城大学に滞在し金属含有ハロゲン化物の検出を試み,TiClのスペクトルの検出・同定に成功した。この分子は,晩期型星周辺ガス中に存在する可能性がある。平尾氏の実験を引き継ぐような格好でPeter Bernath教授が3月23日から28日まで茨城大学に滞在し分子イオン,特に,H_2O^+,OD^+のサブミリ波検出を試みた。これらのイオンは未だ検出に至っていないが,現在も実験を継続中である。University of Waterlooとの共同研究計画は来年度も直ちに開始する計画で5月-6月に茨城大学より天埜および大学院生一名がUniversity of Waterlooに赴き含金属化合物のFourier Transform Spectroscopyによる検出を試みる。一方,California Institute of Technologyとの共同研究は,Okumura教授がSabbatical leave中でColorado大学に滞在中であるため若干の計画に変更を来した。平成11年11月に天埜がCalifornia Institute of Technologyを訪れ上層大気中での窒素酸化物クラスターの生成消滅反応について検討した。同年12月にはOkumura教授が茨城大学に滞在されイオンクラスター,特に,H_5^+のサブミリ波分光による同定について検討した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] T.Amano: "The Lowest Submillimeter-wave Transitions・・"Astrophysical Journal. 531. L61-L64 (2000)
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[Publications] T.Amano,M.C.Chan: "Infrared abscrption spectroscopy of D_3:"Phil.Trans.Roy.Society. (受理済み). (2000)
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[Publications] T.Amano,K.Akao,et al: "Pressure Broadening of O_2 in the a^1Δ_g state"Chemical Physics Letters. 433. 433-438 (1999)
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[Publications] I.J.Y.Seto,P.F.Beranath: "Vibration-Rotation Emission Spectra and ・・・"Journal of Chemical Physics. 110. 11756-11767 (1999)
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[Publications] M.Carleer,P.F.Bernath・・: "The Near Infrared,Visible and Ultraviolet・・"Journal of Chemical Physics. 111. 2444-2450 (1999)
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[Publications] R.S.Ram,P.F.Bernath・・: "Fourier Transform Emission Spectrocsopy・・"Journal of Chemical Physics. 111. 3449-3456 (1999)