1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11694077
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
都 福仁 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10000837)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河原崎 修三 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40028262)
赤井 久純 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (70124873)
|
Keywords | 量子相転移 / 四重極相転移 / 重い電子 / 近藤効果 / 量子揺らぎ / Ce(Ru_<1x>Rh_x)2Si2 / URu_2Si_2 |
Research Abstract |
T-0の量子相転移の研究をCe(Rul-xRhx)2Si2単結晶について行った。 (1)J.Souletieとはsmall momentの低温磁性について現象論的な相転移理論を適用し論文として纏めた。 (2)M.Ocioのグループとは磁化率、磁気抵抗、の実験を行いスピンの揺らぎの平均場理論を適用したスケーリング関数を導き解析し論文として纏めた。 研究はCe(Rul-xRhx)2Si2の単結晶について研究史新しい成果を得た。特に量子臨界近傍のx=0.5の化合物に対する磁化率及び磁気抵抗の実験による量子相転移の研究では外場Hにより量子臨界点を調節し1)H>2T.フェルミ液体、2)1T>H>100Gauss、スピンの揺らぎの平均場理論の適用領域、3)100Gauss>H、量子Grirriths相と理解出来る成果を得た。 さらには、x=0.5の試料について線形磁化率及び非線形磁化率の測定を30mKの低温迄行い強磁性的スケーリング開放で表される事を明らかにした。μSRによる緩和率の測定を30mKの低温まで行いT=0の量子Grirrriths相転移として理解出来ることを明らかにした。 (3)J.A.Mydoshのグループとは量子相転移に対して結晶の不均一効果によるGrirrriths相的現象を観測し論文として纏めた。 この**Ru2Si2の17.5Kの相転移について四重極交換相互作用と反強磁性的交換相互作用が競合しつつ四重極秩序が生ずる事が明らかになった。この成果は論文として纏めた。
|
Research Products
(4 results)
-
[Publications] T.Takeuchi et. al.: "Magnetoelastic Coupling in U2Rh3Si5 Studied by Thermal expansion and magnetostriction"J.Phys.Soc.Jpn.. 68. 1086-1089 (1999)
-
[Publications] Y.Yamamoto: "Low temperature properties of the neavy-fermion Ce(Rul-Rhx)2Si2 at the Magnetiononmagnetic boundaries"Physica B. 259・261. 66-67 (1999)
-
[Publications] J.Souletie et al.: "Scaling analysis of the susceptibility of Ce(Rul-xRhx)2Si2 in the Fermi and non-Fermi liquid ranges"Physica B. 259・261. 372-373 (1999)
-
[Publications] H.Amitsuka et al.: "Effect of Pressure on Tiny Antirerromagnetic Moment in the Heavy-Electron Compound URu2Si2"Phys.Rev.Lett.. 83. 5114-5117 (1999)