2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11694163
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
白木 渡 香川大学, 工学部, 教授 (30032288)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井面 仁志 香川大学, 工学部, 助教授 (90294735)
松保 重之 阿南工業高等専門学校, 建設システム, 助教授 (90157347)
神田 順 東京大学, 大学院・環境学研究系, 教授 (80134477)
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Keywords | A-Life Technology / New Information Technology / Life Time Cycle Cost / Optimum Reliability-based Design / Dynamic Reliability-based Design / Computer-aided Design |
Research Abstract |
本年度は、土木及び建築構造物の信頼性設計を実務レベルで実施することを可能にするために、簡易的で効率的な信頼性評価手法・システムの開発のための基礎的研究を行った。得られた結果を以下に示す。 1.ニューラルネットワーク(NN)や遺伝的アルゴリズム(GA)、セルオートマトン(CA)、免疫システム(IS)等の新しい情報処理手法を用いて効率的に構造物の信頼性を評価する方法を検討したその成果は白木を中心にまとめた。 2.ライフサイクルにおける信頼性評価のための構造物の動的信頼性評価を効率的に行う方法について検討した。その成果は、松保、井面を中心にまとめた。 3.構造物のライフサイクルコストを最適にするための効率的な手法の開発を行った。その成果は、神田を中心にまとめた。 4.信頼性設計法が一般の設計技術者にとって高度な設計理論や技術を要三することなく、従来の設計法と同程度に理解しやすいものでなければならない。そのためにコンピュータを用いた新しい設計システムの提案を行った。その成果は、Murzewski教授、Jendo教授を中心にしてまとめた。 上記、1、2及び3で得られた研究の成果の一部を、白木、神田、松保、井面がアメリカのカリフォルニアで開催された国際会議で発表した、また、3.の研究については、白木、井面がMurzewski教授をポーランドに訪問して十分な議論を行った。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 白木 渡, 他: "斜面崩壊に関するリスク評価とリスク軽減効果の測定"構造工学論文集. 47巻A. 257-266 (2001)
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[Publications] Kanda.J., et al.: "Influence of probability distribution of loads on optimum reliability"Reliability Engineering and System Safety, ELSEVIER. Vol.73. 197-204 (2001)
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[Publications] Shiraki, W, et al.: "Some discussions on seismic reliability of steel piers of highway bridges at ultimate limit state"Xth International scientific technical conference "METAL STRUCTURES-GDANSK2001". Vol.3. 79-86 (2001)
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[Publications] 白木 渡, 他: "CAによる鋼製ラーメン橋脚の耐震補強"システム最適化に関するシンポジウム. Vol.7. 135-140 (2001)
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[Publications] 白木 渡, 他: "道路橋鋼製橋脚の耐震信頼性および信頼性設計に関する-考察"材料. 51巻・1号. 80-87 (2002)
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[Publications] 白木 渡, 他: "地震動解析による鋼製門形ラーメン橋脚の耐震性評価"構造工学論文集. 48巻A. (2002)