2000 Fiscal Year Annual Research Report
産業技術博物館の内容と社会的役割についての日米の比較研究
Project/Area Number |
11694183
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Research Institution | National Museum of Nature and Science,Tokyo |
Principal Investigator |
佐々木 勝浩 国立科学博物館, 理工学研究部, 部長 (90089376)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
守井 典子 国立科学博物館, 教育部, 研究官 (00311142)
久保田 稔男 国立科学博物館, 理工学研究部, 研究官 (40280523)
清水 慶一 国立科学博物館, 理工学研究部, 室長 (20154289)
三上 喜貴 長岡技術科学大学, 教授
竺 覚暁 金沢工業大学, 教授
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Keywords | 産業技術博物館 / スミソニアン / 博物館マネージメント |
Research Abstract |
1.アメリカの産業博物館の状況調査 アメリカでの産業技術博物館の研究状況等の調査・分析をアメリカ側研究者スティーブン・カトクリフ(リーハイ大学教授)、グレゴリー・クランシー(シンガポール大学助教授)とともに行った。この結果、日米の産業技術史に対しての、調査研究方法の相違がかなり明瞭になった。 2.ヨーロッパ等の産業技術博物館実態調査 アメリカでの産業技術博物館の内容が,近年多様化していることが分かり、このような状況が全世界的なものかを比較検討するために、オーストラリア・イギリス・フランス・台湾における産業技術博物館の調査を行った。この結果、世界の状況は単一の建物内に資料を展示するばかりではなく、産業遺産の保存活用を図り同時にそれらを結びつけて地域の文化的な振興を図るなど、多様な取り組みがなされていることが分かった。
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