2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11695019
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Research Institution | University of Nagasaki |
Principal Investigator |
長谷川 恒 長崎県立大学, 経済学部, 教授 (20072803)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲永 明久 長崎県立大学, 経済学部, 教授 (40099718)
建野 堅誠 長崎県立大学, 経済学部, 教授 (60211364)
南方 哲也 長崎県立大学, 経済学部, 教授 (80244804)
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Keywords | 環境意識のギャップ / 企業の環境管理 / ISOシリーズ / 郷鎮企業 / 資金・技術不足 / 環境産業の未発達 / 公害防止施設の高コスト / 資源リサイクル |
Research Abstract |
改革・開放政策への転換以来20年余り、中国は急速な経済成長に伴い公害、環境破壊も深刻な状況にいたっている。従来、大気や水質汚染の主要な発生源となってきた産業公害に加えて、近年、急激な都市化と生活水準の向上による家庭廃棄物の急増とその不完全な処理が問題を起こしている。 先進諸国に追いつくため成長政策を追及する中国政府にとっても、環境対策はいまや喫緊の重要課題である。そのスケールからみて、中国の公害、環境問題は地球環境問題に直結することから、中国の環境対策には国際的な協力が要請される。中国の行政当局、研究機関もまた先進国、とりわけ身近な公害先進国である日本の環境対策に深い関心を寄せている。 「環境問題と企業経営」を課題とするこの共同研究において、研究分担者は相互に相手国の企業、自治体、研究機関を対象とする現地視察、ヒヤリング調査と研究討議を行い、相互理解を深めることができた。平成12年度研究計画の一環として、平成12年11月10日、中国華僑大学において、教官、学生約100人の参加のもと「環境問題と企業経営」をテーマとするシンポジウムを開催した。報告者とテーマは次のとおりである。 報告(1)南方哲也 「企業経営と環境リスクマネジメント」 (2)稲永明久 「日本企業における企業環境マネジネントの現状と今後の課題-九州地方・長崎県における環境重視型企業の事例研究を中心として-」 (3)長谷川恒 「開発と環境をめぐる若干の問題-日本の経験から-」 (4)金式容 「城市塵芥服務企業化経営-中日城市塵芥処理的比較研究-」
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Research Products
(1 results)