2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11695050
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
新名 惇彦 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 教授 (30029235)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桂樹 徹 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助教授 (80081579)
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Keywords | 国際学術研究(大学間) / 単細胞レベル解析 / 細胞分取 / サイトメトリー顕微鏡 / セルソーター顕微鏡 / フローサイトメトリー / ゲル微小適法 / 蛍光in situハイブリダイゼイション法 |
Research Abstract |
本研究は国際学術交流協定に基づく大学間協力研究として行った。特定の性質を持つ細胞や、酸素などの細胞機能を検索する多様な技術を開発する。微生物、植物、動物を問わず、細胞機能の基礎研究と応用研究の両面から研究協力を行う。サイトメトリーについては、本学ではサイトメトリー顕微鏡の利用を、ミネソタ大学側ではセルソーターの利用を分担し、研究を進めた。本年は教員と学生の若干名が相互に訪問し、実験室レベルの研究協力と情報交換を行い、本年が3カ年計画の最終年であるので、相互訪問は年度の後半におこない、研究課題のとりまとめに向けて、また、今後の展望について意見を交換することと計画した。 しかし、9月に米国で「同時多発テロ事件」が起こり、航空路の一時閉鎖や、航空便の縮小などにより交通に不便を来すことになった。初夏と秋に予定していた相互訪問は中止となり、かわりに電子メールや電話、郵便・クーリエ便、などの手段で情報の交換、研究の計画・実施について連絡することとなった。旅費に予定していた予算の一部を消耗品費などに振り替えた。2002年になって交通事情が回復してきたので、中止していた訪問については、研究代表者をミネソタ大学に派遣することができた。先方では情報の交換をおこない、あわせて最終年度における研究課題のとりまとめについて意見を交換した。 研究課題は、双方がそれぞれの具体的なテーマについて研究した。細胞機能の基礎および応用研究について、特にサイトメトリーについて、最新の情報と、研究分担により取得した最新の研究手法を交換して研究をおこなった。ゲル微小滴法についても前年度に続けて改良を加え、先方に技術を供与した
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