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2001 Fiscal Year Annual Research Report

経済発展に伴う伝統的作付体系の変容と植物遺伝資源の持続的利用

Research Project

Project/Area Number 11695070
Research InstitutionTHE UNIVERSITY OF TOKYO

Principal Investigator

杉山 信男  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30012040)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高野 哲夫  東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 助教授 (30183057)
山川 隆  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (20134520)
岩本 純明  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40117479)
根本 圭介  東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 助教授 (40211461)
Keywordsインドネシア / ゾウコンニャク / 主成分分析
Research Abstract

ゾウコンニャクは低照度に対して耐性があるため,ホームガーデンの最下層で栽培される。しかし,ゾウコンニャクの栽培,利用に関する研究は少ない。そこで,西ジャワ,中部ジャワ,東ジャワおよびジョグジャカルタ州でホームガーデンを調査し,農民へのインタビューを実施した。ゾウコンニャクを栽培するホームガーデンの数は西ジャワよりも中部ジャワで多かった。球茎を主食,葉を野菜として利用するほか,飼料としても利用されていた。コメの生産量が不足する場合にのみ,収穫を行う農民も見られた。現在,食用作物としてゾウコンニャクは重要な役割を果たしていないが,プランテーションの林床下での栽培が可能なことから,将来,工業用の原料を供給する作物として有望と思われる。
ジャワ各地から採集したゾウコンニャクについて,その形態的ならびに成分的な変異を明らかにしようとした。9の形態的特徴を基に行った主成分分析の結果,変動の77%は第1〜4の主成分によって説明できることが明らかになった。第1,第3主成分を軸にとって主成分スコアをプロットしたところ,32の系統は3つのグループ,A, B, Cに分類できた。また,第1,第2主成分を軸にとってプロットすると,そのうちの一つはさらに3つのサブグループに分類できた。これらのサブグループは球茎を採集した地点が低地のものと土壌水分の供給が不安定な場所のものとに対応していた。クラスター分析の結果,32の系統は4つのクラスターに分類されたが,主成分分析の結果,クラスター1と2がグループAとBに,クラスター3と4がグループCに対応していた。デンプン含量やスクロース含量にグループ間ではっきりした差は認められなかった。

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Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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