1999 Fiscal Year Annual Research Report
インドネシアにおける家畜の生産性向上に関する基礎的研究-小型反芻家畜の栄養(無機物栄養)改善について-
Project/Area Number |
11695076
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
藤原 勉 島根大学, 生物資源科学部, 教授 (00023474)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
一戸 俊義 島根大学, 生物資源科学部, 助教授 (20252900)
若月 利之 島根大学, 生物資源科学部, 教授 (50127156)
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Keywords | 小型反芻家畜 / 無機物栄養 / 熱帯亜熱帯地域 / マメ科飼料木 / 添加補助飼料 |
Research Abstract |
初年度の調査に関しては、5月にスタートして、先ず具体的な調査の方法・調査地点などを先方の共同研究者と数回連絡をとり、隔月毎のヤギの血液・放牧草および土壌サンプルの採取の地点を決定した。その後、7月後半に藤原が現地を訪れ、2箇所の調査地域での各種サンプルを採集して日本に持ち帰った。10月には若月が現地に出向き、放牧地の土壌条件などに関する調査を行い、9月に採集した各種サンプルを持ち帰った。11月および平成12年1月の各種サンプル採取は相手側研究者によって行われたが、3月には一戸が現地でサンプル採取を行い持ち帰った。さらに今年5月の各種サンプル採取が終了して初期の予定通りに一年間の調査が完了する。持ち帰ったサンプルの各種分析は鋭意実施中であるが現在のところ断片的な結果が得られているに過ぎない。今年5月のサンプル収集時点ではほぼ大筋は纏まり、次年度の研究室レベルでの実験をはじめるための基礎データが得られるものと考えられる。現時点で得られた結果からは、2調査地域(平野部・山間地)間の主要放牧草の無機物含量における季節間変動にはかなり大きな差異が存在する可能性が示唆されている。また、両調査地域における乾季・雨季での主要放牧草種の変化も明らかになっている。
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