1999 Fiscal Year Annual Research Report
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11710019
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| Research Institution | The University of Tokyo |
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Principal Investigator |
竹内 孝宏 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (60302816)
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| Keywords | イメージ / シュルレアリスム |
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| Research Abstract |
今年度はとくに、アンドレ・ブルトンの理論的考察を対象にしながら、シュルレアリスムのイメージ論における描写の位置について検討した。具体的には、『シュルレアリスム宣言』、『シュルレアリスムと絵画』および『狂気の愛』といった作品の読解をつうじて、そこに露呈している「描写」の構造を、主として
1)「無意識」をめぐる精神分析的理論との対照
2)ダリやエルンストといった他のシュルレアリスム画家におけるイメージ論との比較
3)ブルトンのテクストそれ自体に生じている「描写」から「投影」への移行
以上3つ視点から解明することを目指した。その成果は、「レオナルドの教え--アンドレ・ブルトンの3つのテクストにおける描写と投影の問題」として、平成12年3月刊行予定の『表象のディスクール』第2巻に掲載されることがすでに決定している。
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Research Products
(1 results)
