1999 Fiscal Year Annual Research Report
共分散構造分析の応用的研究を促すための研究者向け教授法の開発
Project/Area Number |
11710078
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
豊田 秀樹 早稲田大学, 文学部, 助教授 (60217578)
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Keywords | 共分散構造分析 / 構造方程式モデリング / 教授法 |
Research Abstract |
平成11年度は以下の3つのトピックの教材を作成した.まず,高次因子分析,切片のある因子分析,不完全データの因子分析,イプサティブ因子分析等の高度な因子分析モデルへの導入を図った.続いて分散分析,共分散分析,潜在共分散分析,交互作用の分析,繰り返し測定,多変量分散分析,多変量共分散分析等の実験計画モデルと共分散構造分析との関係を提示する教材を作成した.最後に自己回帰モデル,移動平均モデル,多変量自己回帰モデル,動的因子分析等の時系列解析モデルを共分散構造分析で扱うための教授系列を作成した. 上記の研究と平行して試験的に作製されたカリキュラムを学部学生に提示し,カリキュラム中の難しい箇所,習得すべき知識,つまずきやすい技能を,プロトコル分析とスーパーバイズを通じてピックアップし,対策を講じ,文科系の学部学生用の教授学習特性に関する知見を蓄積した. また特に明確な学問的仮説がない状況で,3相データのまま,探索的にSDデータを分析する汎用的な手法を開発し,その分析モデルの性能を調べるために大学生を対象に調査を実施した,研究成果は査読付き雑誌に投稿すべく準備を進めている. 年度末に,直交表モデルと項目反応モデルが共分散構造モデルで融合することが可能であることが分かり,その分析モデルの性能を調べるために,大学生を対象に調査を実施した,こちらも研究成果は査読付き雑誌に投稿すべく準備を進めている.
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Research Products
(1 results)