1999 Fiscal Year Annual Research Report
価値観に関する質的・量的研究(岡山県高梁市の住民意識と大学生意識を事例として)
Project/Area Number |
11710124
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Research Institution | Kibi International University |
Principal Investigator |
栗田 真樹 吉備国際大学, 社会学部, 講師 (10258262)
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Keywords | 価値観 / 質的データ / 量的データ / 住民意識 / 社会調査 / 自由回答 / 地域社会 / 情報環境 |
Research Abstract |
本年度は、来年度に計画している「岡山県高梁市における住民意識調査」を実施するべく調査票作成の準備作業を行なった。 まず、高梁市、地域社会、社会調査法(自由回答法)、情報環境、価値観に関する文献の収集とその内容の整理を行なった。次に、過去5年間の世論調査年鑑の価値観に関する項目を抜き出し、京大型カードを用い、KJ法的に整理した。さらに、過去5年間の新聞の投書欄(「朝日新聞」縮刷版にて投稿者の住所が岡山県と判明するもののみ)をとりあげ、これもKJ法的に整理した。以上をもとに、本調査の前の予備調査で使用するための調査票を作成した。 これを吉備国際大学の学生(社会学部国際社会学科・産業社会学科2年次以上「社会調査法」受講者)に「高梁市に関する問題点」を中心に自由回答法によってで回答してもらった。回答はデータ入力し、テキスト化し、KJ法的に整理した。その結果、学生は地方都市である高梁市に関して少なからず不満を抱いている反面、多くのことがらを期待していることが明らかになった。今後は、本調査を行なうべく調査票(質問紙)を精緻化して行く予定である。 また、インターネットで広く高梁市民の意見を収集するべく自前のサーバーを構築する準備を行なった。まず、インターネットサーバーを構築するためのソフトウェアWebSTARを購入し、ウェブサーバーを構築した。さらには、意見をデータベース化するためのソフトウェアFileMakerProを購入し、インターネットのウェブサーバーを用いた自由回答法による意見の収集を開始した。
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