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1999 Fiscal Year Annual Research Report

日本における優生思想・政策と「障害児」教育の関連構造に関する史的研究

Research Project

Project/Area Number 11710160
Research InstitutionFukuoka University

Principal Investigator

高木 雅史  福岡大学, 人文学部, 助教授 (70242790)

Keywords優生学 / 優生思想 / 国民優生法 / 優生保護 / 障害者 / 教育 / 教育史 / 障害児教育
Research Abstract

本研究は、国民優生法(昭和15年)成立前後から優生保護法(昭和23年)成立前後を主な分析期間とし、優生政策・思想と「障害児」教育の関連構造を歴史的・実証的に明らかにすることを目的とするものである。
今年度は、必要資料の所在調査および収集作業を行った。本研究が対象とする時期以前の動向を知るために、『国立国会図書館所蔵明治期刊行図書マイクロ版集成』から必要資料を選択し収集した。また各種研究機関・図書館等に所蔵されている関係資料を調査・収集した。さらに古書店目録などからリストアップしたものを収集した。今年度の収集資料の総数は150点以上に及ぶ。
資料収集の結果、本研究の課題にかかわる数人の主要人物の設定ができた。戦前から戦後につづく彼らに関する一連の資料が入手できたことは今年度の大きな成果といえる。彼らの意識や論理を丹念に追うこと、あるいはこれまで知られていなかった彼らの人脈関係を明らかにすることによって、本研究の課題に迫ることができるという見通しがついた。また、政策・統計関係についても貴重な資料を入手することができた。それらにより、政策動向や実態と関連づけて彼らの動きや役割を歴史的に位置づけ、評価することができるであろうと思われる。
来年度は、前半においてさらに資料調査・収集作業を進めるとともに、そのデータベース化の作業に本格的に取りかかる予定である。後半においては内容分析を行い、その成果を論文にまとめることを予定している。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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