1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11710189
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Research Institution | Hiroshima Shudo University |
Principal Investigator |
落合 功 広島修道大学, 商学部, 助教授 (10309619)
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Keywords | 製塩業 / 地域 / 瀬戸内海 / 浜子(塩業労働者) / 休浜同盟 / 石炭 / 環境 / 経営 |
Research Abstract |
1999年度においては、研究課題(「瀬戸内十州休浜同盟の研究」)の遂行に向け、史料調査と報告・原稿化を中心に、大きく以下の6点を行なった。 1、瀬戸内塩田跡地実地調査。瀬戸内海地域に展開した製塩地といっても、各地の立地条件は多様である。この点、現地の史料所在調査を含め、現地調査を実施した。 2、基本的史料・論文の収集。瀬戸内十州同盟は、幕末から近代前期にかけて、瀬戸内全域の塩業者の結びついた組織である。よって、当該期の社会構造との関係を考えることも重要なことから、該当する研究論文や、当該期の史料調査・収集を実施した。 3、1999年5月に京都大学で開催された社会経済史学会大会において、「『近世的瀬戸内塩業』の崩壊と塩業経営」を報告した。なお、本成果は、『社会経済史学』に掲載を予定している。 4、1999年7月に尾道で開催された、芸備地方史研究会大会において、「燃料転換と環境問題-塩田の石炭転換を例にして-」を報告した。なお、本成果は、『芸備地方史研究』に掲載を予定している。 5、1999年7月に香川で開催された、近世史サマーセミナーにおいて、「十州休兵同盟の展開と芸備塩田」を報告した。なお、本報告については、原稿化を進めている。 6、1999年11月に、広島大学で開催された、広島史学研究会大会において、「変革期における塩浜労働者」を報告した。
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