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1999 Fiscal Year Annual Research Report

古墳時代の土製棺の集成的研究

Research Project

Project/Area Number 11710214
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

野崎 貴博  岡山大学, 文学部, 助手 (40284054)

Keywords古墳時代 / 土製棺 / 円筒棺 / 埴輪棺
Research Abstract

古墳時代には木棺や石棺など様々な素材で多様な形態の棺が製作されたが、今回研究を進める土製の棺も古墳時代の葬法を知るうえで重要な資料である。しかし、石棺や木棺の研究に比べ土製の棺の研究は進んでいない状況にあるといえる。なお、用語の問題として、円筒棺、埴輪棺に含まれない多様な形態の棺も存在することが知られており、これらを一括して「土製棺」と呼称する。
今回の研究ではまず古墳時代の土製棺を集成することを目的とした。土製棺の製作には粘度という可塑性のある素材を用いるため、その形態は多様である。そのため、これまで網羅的に集成されたことはなく、石棺や木棺といった古墳時代の棺と比較研究するためにはその総合的な研究の必要があるのである。
初年度は各地の土製棺(円筒棺、埴輪棺など)の実測図や写真を集成し、データ化した。また、土製棺の性格を解明するうえで重要な資料を実見し、実測図作成、写真撮影などの資料化を行った。その結果、西日本の資料についてほぼ集成することができた。
なお、本年度の研究成果の一部については、1999年11月に行われた考古学研究会岡山例会シンポジウムにおいて研究報告を行っている。その研究報告では、岡山県の円筒棺について分析とその評価を行い、土製棺の分析が地域研究においても有効であることを示した。

URL: 

Published: 2001-10-22   Modified: 2016-04-21  

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