1999 Fiscal Year Annual Research Report
英語話者と日本語話者の音節区分-メタ言語的課題による検討
Project/Area Number |
11710293
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Research Institution | Kyoto Women's Junior College |
Principal Investigator |
石川 圭一 京都女子大学短期大学部, 助教授 (40259445)
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Keywords | 音節 / 音節区分 |
Research Abstract |
話し言葉の処理において、音節がその基本単位であることが示されてきているが、語がどのように音節に分けられるかについては議論のあるところである。本研究は、英語話者と日本語話者を対象にして、CVCVCの構造をもつ英語単語と無意味語単語をどのように分節するかを、メタ言語的課題を用いて調べるものである。 平成11年度は、以下のことを行った。 1)実験材料の作成:強勢の位置、強勢母音の長さ、母音間子音の種類(obstruentかsonorantか)を要因として、英単語96個、無意味語72個を作成した。この際、英語のネイティヴ・スピーカに協力してもらい、テープに録音してもらった。 2)実験材料のコンピュータヘの入力とプログラミング:実験材料をコンピュータに音声入力し、ランダムに提示できるようプログラムを組んだ。 3)動作確認の実施:プログラミングの動作状況を確認し、実際にうまく実験が行われるよう微調整を行った。 本年度は、追加採択の通知を頂いたのが10月末であったこともあり、準備でほとんど終わってしまい、本実験を行うことができなかった。来年度は、英語話者と日本語話者を対象に本実験と結果の考察を行い、成果を発表する予定である。
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