1999 Fiscal Year Annual Research Report
企業年金に関する税務会計的研究-税務会計と財務会計の分離-
Project/Area Number |
11730074
|
Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
永田 守男 静岡大学, 人文学部, 助教授 (80247569)
|
Keywords | 企業年金 / 税務年金費用 / 内国歳入法典 |
Research Abstract |
本年度においては、我が国の企業会計基準の変更により企業の年金費用の計上額にどのような変化が生じるのか、またそのことにより税務会計と財務会計との分離が必要となるのか否かをアメリカの実態を研究対象として作業を進めた。作業を進めるにあたり、主として本年度は関連する文献ならびに統計データの収集活動をおこなっている。 この活動においては主として次の点に注力した。 1 内国歳入法典の規定による年金基金拠出額と財務会計基準ステイトメント第87号による年金費用計上額との相違(算定基準の相違を含む)について 2 内国歳入法典の規定による年金基金拠出額とERISAによる年金基金拠出額との相違(算定基準の相違を含む)について 3 年金基金の財政状態について(年金基金の会計基準を含む) これらのうち内国歳入法典の規定による年金基金拠出額については、個別企業の納税申告書は非公開のため、一般に公表されている総額のデータをもとに検討しなければならない。次年度においてはより詳細なデータを収集して、年金基金拠出額に関する研究成果をまとめたい。
|
Research Products
(1 results)