1999 Fiscal Year Annual Research Report
スピン軌道相互作用が強い系でのアンダーソン金属絶縁体
Project/Area Number |
11740172
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
SLEVIN Keith M 大阪大学, 大学院・理学研究科, 文部教官助教授 (90294149)
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Keywords | アンダーソン局在 / メゾスコピック系 / 有限サイズスケーリング / アンダーソン転移 / スピン軌道相互作用 |
Research Abstract |
私は二次元のアンダーソン局在の転移を研究している。ランダムなポテンシャルと一定スピン軌道相互作用が存在するモデルを調査している。現在、トランスファー行列のモンテカルロシミュレーションの数値的なデータを集めている。有限サイズスケーリングの理論を用いて、このデータを分解している。スケーリングをきちんと成立させるために、スケーリングの補正をする必要がある。一応、二つのスケーリングの補正が可能であることを発見した。いま、どちらが正しいかということを調べている。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 大槻東巳,伊藤公平,Keith Slevin: "アンダーソン転移の理論と実験の現状"固体物理. 34. 301-308 (1999)
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[Publications] Tomi Ohtsuki,Keith Slevin,Tohru Kawaribayashi: "Recent progress on numerical studies of the Anderson Transition"Am. Phy. (Leipzig). &. 655-664 (1999)
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[Publications] Keith Slevin,Tomi Ohtsuki, Tohru Kawaribayashi: "Topology dependent quauntities at the Anderson transition"submitled to Physical Review Letters.