2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11740419
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
伊藤 隆 理化学研究所, 遺伝生化学研究室, 研究員 (80261147)
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Keywords | RecA / Rad51 / DinI / Mhr1 / NMR |
Research Abstract |
平成12年度の研究実績の概要は以下の通りである. (1)RecA/Rad51とssDNA/dsDNAの相互作用の系. RecAのN末端側ドメインに注目し,このドメインとssDNAの相互作用を解析した.^<13>C/^<15>N標識試料を調製しssDNA非存在下/存在下でシグナルの帰属を行い,DNA結合に関与すると考えられる残基を同定した.ssDNA結合に伴う構造変化については現在解析中である. また,昨年に引き続いてRecAにアミノ酸選択的^<19>F-標識を導入し,^<19>F-NMRを用いて解析を行った.^<19>F核はDNA結合領域に1箇所とC末端ドメインに2箇所導入されている.変異体との比較によって帰属を行った結果,C末端ドメインの2つの^<19>Fシグナルは比較的明瞭に観測されるのに対し,残りの1つの^<19>Fシグナルはおそらく著しいブロードニングを起こしているらしいことが判明した.このDNA結合領域と想定されている領域はX線結晶構造においてもディスオーダーしていることが示唆されていることから,溶液状態でも構造多形になっているのではないかと考えている. 全長のRecAについては,アミノ酸選択的カルボニル^<13>C標識を行い,DNAとの相互作用をモニターする試みを開始した.予備実験の結果,全長のRecAについてもカルボニル^<13>Cシグナルの観測が可能であった. さらに,RecAの中央ドメイン(25kDa)については^2H/^<13>C/^<15>N標識試料を調製し,主鎖シグナル帰属に向けてNMRによる予備的な実験を開始した. (2)RecAとDinI(81アミノ酸残基)の相互作用の系. DinI結合によるRecA活性制御のメカニズムの解析を継続中である. (3)酵母ミトコンドリアゲノムの組換えに関わるタンパク質群とDNAの相互作用の系. Mhr1のN末端ドメインについて,予備的なNMR実験を開始した.
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[Publications] Takeshi Tanaka: "Assignments of the ^1H, ^<13>C, and ^<15>N resonances of the 21 kDa Vesl/Homer family protein, Vesl-lS"Journal of Biomolecular NMR. 18. 181-182 (2000)
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[Publications] Masaki Mishima: "Intermolecular ^<31>P-^<15>N and ^<31>P-^1H scalar couplings across hydrogen bonds formed between a protein and a nucleotide"Journal of American Chemical Society. 122. 5883-5882 (2000)