1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11750104
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
谷水 義隆 大阪府立大学, 工学部, 助手 (60275279)
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Keywords | スケジューリング / リスケジューリング / 階層分散型生産システム / 整合性 / オブジェクト指向 / 遺伝的アルゴリズム / ジョンソン法 |
Research Abstract |
あらかじめ作成されたスケジュールに,機械の故障や特急ジョブの発生といった予期できない変更が生じた場合,階層分散型生産システムの全構成要素のスケジュール間で整合性を保持しながら,最上位階層の全体の納期を満たすように,迅速にスケジュールを変更(リスケジューリング)しなければならない.本研究では,階層分散型生産システムのスケジュール間の整合性を保持しながら,納期を満たすように,全ての階層で同時・並列にリスケジューリングを行う手法を提案した.結果を以下にまとめる. 1階層分散型生産システムのスケジュールモデルの構成要素として,7つのオブジェクトを定義し,その要素間の関係式を示した.この関係を満たすことで,スケジュール間の整合性が保持できる. 2階層分散型生産システムのスケジュール間の整合性を保持しながら,同時・並列にリスケジューリングする手法を提案した.ここでは,スケジュールの遅延を認識した後,増大した総処理時間を上位階層に伝達する.次に,各階層で同時・並列にリスケジューリングを行い,ジョブの適切な処理順序を求める.改善された総処理時間を上位階層に伝達する. 3オブジェクト指向言語Small talkを用いて,リスケジューリングシステムのプロトタイプを作成した.最適なスケジュールを求めるプログラムモジュールとして,遺伝的アルゴリズムとジョンソン法を用いたプログラムモジュールを作成し,リスケジューリング問題に適用した.
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[Publications] 谷水義隆,岩村幸治,杉村延広: "階層分散型生産システムのスケジューリングにおける整合性管理"精密工学会1999年度関西地方定期学術講演論文集. 1-2 (1999)
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[Publications] 岩村幸治,谷水義隆,杉村延広: "階層分散型生産システムのスケジューリングに関する研究-分散環境を用いたプロトタイプの開発-"精密工学会1999年度秋季大会講演論文集. 4 (1999)
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[Publications] 谷水義隆,岩村幸治,杉村延広: "階層分散型生産システムのスケジューリングに関する研究"電気学会産業システム情報化研究会資料. 13-19 (2000)
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[Publications] 谷水義隆,岩村幸治,阪口龍彦,杉村延広: "階層分散型生産システムにおけるコンカレント・リスケジューリング"平成12年電気学会全国大会シンポジウム. (2000.3.23 発表予定). (2000)
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[Publications] 谷水義隆,岩村幸治,杉村延広: "階層分散型生産システムのスケジューリングに関する研究-リスケジューリングプロセスの提案-"精密工学会2000年春季大会講演論文集. (2000.3.24 発表予定). (2000)
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[Publications] 岩村幸治,谷水義隆,杉村延広: "階層分散型生産システムのスケジューリングに関する研究"機械学会関西支部第75期定時総会講演会. (2000.3.17 発表予定). (2000)