2000 Fiscal Year Annual Research Report
液体誘電体中の電界ベクトル分布の光学的測定の高速化に関する研究
Project/Area Number |
11750263
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
井堀 春生 愛媛大学, 工学部, 助手 (70249861)
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Keywords | 電界分布 / カー効果 / 液体誘電体 / ニトロベンゼン / ニトロベンゼン / 電界測定 |
Research Abstract |
本研究によって明らかになった内容は以下のとおりである。 1.1方向について2回測定する必要があったが、無偏光ビームスプリッタを用いた2ビーム法によって1回で測定できる測定システムの確立を検討した。 2.6方向からの測定は方向数を減らしておこなうことを考えた。測定方向数が電界分布再構成に与える影響をコンピュータシミュレーションし、3方向からでも測定が可能であることを示した。 3.3方向より光が入射できる6面セルを作成し、実験的に3方向からの測定で電界ベクトル分布の再構成が可能であることを示した。 4.3方向×2設定分の光強度を測定できる測定システムを構成した。3方向同時測定システムと名付けられた本測定システムは昨年度までの研究成果を考慮して、2ビーム法を組み合わせた測定系を3つ組み合わせたものであるが、光学系のセッティングにはかなり時間と技術を要する。 5.3方向同時測定システムを用いて測定が行われた。得られた電界分布は理論値と比較された。電界分布を得るための測定時間は100ms程度となり、1回のパルス印加で電界分布を再構成するためのデータを得るという当初の目的を達成できた。 6.電界ベクトルの方向を決定するためのシミュレーションを現在、おこなっている。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 井堀春生,池田研一,藤井雅治,有井清益: "液体誘電体中の電界ベクトル分布の光学的測定"電気学会論文誌A. Vol.119-A No.8/9. 1097-1102 (1999)
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[Publications] H.Ihori,M.Fujii,K.Arii: "Measurement of Nonsymmetrical Electric Field Vector Distribution in Nitrobenzene Using Electrooptic Method"Japanese Journal of Applied Physics. Vol.38 No.10. 6170-6171 (1999)
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[Publications] H.Ihori,T.Kawasaki,K.Tanino,M.Fujii, and K.Arii: "Electric Field Vector Mapping in Sphere-to-plane Electrode System Using Simultaneous Three-Direction Measurement System"Japanese Journal of Applied Physics. Vol.40 No.2(印刷中). (2001)
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[Publications] 井堀春生,谷野孝太郎,河崎隆男,藤井雅治,有井清益: "3方向同時測定システムを用いた液体誘電体中の電界ベクトル分布の光学的測定"電気学会論文誌A. Vol.121-A No.3(印刷中). (2001)