2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11750355
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Research Institution | Shikoku University |
Principal Investigator |
磯田 直美 四国大学, 経営情報学部, 助手 (10289308)
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Keywords | 距離計測 / Shape-from-Focus / focusing method / 単眼視 / 撮像素子 |
Research Abstract |
本研究では.被写体の表面の模様に依存せず,しかも計測環境に左右されない自動距離計測システムの開発が目的であるため,単眼視法を用いた距離計測法を採用している.本手法における距離計測法として,レンズ固定でCCD移動によって焦点合わせを行なう単眼カメラを提案し高精度な距離計測システムの開発とその応用に関する研究成果を発表している.従来の焦点合わせ法ではCCD固定でカメラまたはレンズを移動する方法が採用されていたが,これらの方法を用いて取得された画像の視野はレンズ位置あるいはカメラ位置によって異なる.レンズ公式と複数枚の合焦点画像を用いる距離計測法では,取得されたすべての画像の視野を同一に補正する必要があるが,従来の方法では理論的に高精度な補正が困難であることから,本研究ではレンズを固定しCCDを移動する方法を新しく提案している.また,本手法では,得られた画像系列中から焦点の合っている画像を抽出し,距離計測を行う方法を採用しているため,距離制度は焦点合わせの精度に依存する.そこで,高精度に焦点合わせを行なうための評価規範についても提案している.焦点合わせの際に用いる小領域の大きさを一定にして距離計測を行なった場合,小領域の大きさによって計測精度が低下する.そこで,小領域の大きさを課可変にするアルゴリズムを提案することにより,自動距離計測システムの計測精度を向上させることが可能になっている.本距離計測システムの1つの応用として,普通の光学系では実現困難な3次元対象物のすべての部分に焦点が合っている全焦点画像の作成方法を提案し,その全焦点画像と計測された距離情報を用いて歪みのない曲面展開画像を作成,その曲面展開画像と距離情報から精度よい3次元モデリング,曲面展開画像から文字認識を可能にしている.ただし,文字認識に関してはより高精度な手法を開発中である.
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 磯田直美: "単眼カメラを用いた距離計測法の高精度化と3次元形状モデリング"電気学会研究会資料 産業システム情報化研究会. 11S-00-22〜27. 23-28 (2000)
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[Publications] 磯田直美: "固定レンズと移動可能なCCDを用いた距離計測法とその応用手法の開発"四国大学紀要 B自然科学編. 第15号. 1-11 (2001)
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[Publications] 磯田直美: "固定レンズと移動可能なCCDを持つ自動距離計測装置とその曲面画像補正への応用"画像電子学会誌. Vol.29No.5. 452-461 (2000)
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[Publications] 磯田直美: "CCD移動の単眼カメラを用いた距離計測システムの開発に関する研究"徳島大学(学位論文). 76 (2001)