1999 Fiscal Year Annual Research Report
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11750431
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| Research Institution | Aichi Institute of Technology |
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Principal Investigator |
鈴木 森晶 愛知工業大学, 工学部, 講師 (90273276)
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| Keywords | エネルギー吸収 / 落橋防止装置 / ダンパー / 衝突防止 |
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| Research Abstract |
本研究は、耐震連結装置においてエネルギーを吸収できる構造とする。そして、地震時に生じる引張力と圧縮力の双方に抵抗できる種々の構造形式を考案し、実験的にその性能を把握する事を目的としている。また、本研究で考えている装置は、既存の耐震連結装置を交換する場合と新設の場合の双方に対応できることを前提としている。
本年度は十分なエネルギー吸収性能を有するような落橋防止装置をいくつか試作し、その性能を検証するための実験を行う予定であった。そして今回は主に鋼管を縦方向に連結する構造を考えた。そしてこれらを連結する方法として、スリットを設けてそのスリットどうしを幾何学的に重ね合わせることにより連結することにより連結する構造と、スリット部分を溶接する構造を考えた。この2種類の構造の違いによるエネルギー吸収性能の違いは、どちらも一長一短なところがあり、結果として現時点でどちらが優れているとの評価を下すには至らなかった。また、当初想定していたよりも鋼管の加工、特にスリットをきれいに入れる加工に大幅に時間をとられ、今年度初頭に予定していた数には及ばなかった。しかしながら、エネルギー吸収性能を有するような落橋防止装置の試作と性能実験を行うことが出来たため、来年度は早々に今年度実施が出来なかった形式の構造について早急に実験を実施し、さらに高エネルギー吸収性能を有する構造についての模索を行う。さらに、客観的に評価するため解析的検討を行う予定である。
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