1999 Fiscal Year Annual Research Report
吸収エネルギ分布を性能指標とする建築構造物の耐震性能設計
Project/Area Number |
11750505
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
原田 幸博 千葉大学, 工学部, 助手 (10272791)
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Keywords | 耐震設計 / 性能設計 / 建築構造物 / 吸収エネルギ |
Research Abstract |
1.既往のエネルギ入力の「勢い」に関する種々の評価パラメータについての比較及び整理 現在までに提案されているエネルギ入力の勢いに関する評価パラメータについての文献調査を行う。そして、それらのパラメータの相違点や関連性及び問題点を明らかにする。 2.エネルギ入力の異なる模擬地震動の作成法の検討 エネルギ入力の勢いと構造物の応答との関係を調べるために、エネルギ入力の勢いの異なる模擬地震動を作成する必要がある。そのための手法についての文献調査を行い、問題点を明らかにする。 3.地震動による構造物へのエネルギ入力の勢いの違いが構造物の吸収エネルギ分布に及ぼす影響 上記2.での検討の結果に基づいて、模擬地震動の作成手法を定める。そして、作成した模擬地震動を用いて、地震動によるエネルギ入力の勢いの違いが多質点系の吸収エネルギ分布に及ぼす影響を明らかにする。 4.平面多層骨組の動的解析プログラムの開発 次年度の多層骨組の吸収エネルギ分布の調査のために必要な平面多層骨組の動的解析プログラムを開発する。部材モデルとしては、材端ヒンジモデルを採用する。
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