1999 Fiscal Year Annual Research Report
集合住宅の長期間の環境形成における密度感の果たす役割に関する考察
Project/Area Number |
11750533
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
花里 俊廣 筑波大学, 芸術学系, 講師 (00257172)
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Keywords | 集合住宅 / プライバシー / 外部環境 / 密度感 / 近隣 |
Research Abstract |
研究の第一段階として、建築計画分野、都市計画分野における密度に関する考え方の整理を、文献研究によって行った。また、内外の研究者に専門的知識を求めた。具体的には、日本建築学会大会で関連研究者との意見の交換を行った。また、ニューヨークコロンビア大学に赴き、関連の研究者らにアドバイスを求めた。 第二段階として、国内の調査対象の集合住宅をいくつか選び、予備調査を行った。具体的には、つくば市内にある県営小野崎団地と大角豆(ささぎ)団地、さらに、岐阜県営北方団地を調査対象に選定した。また、高密居住の海外事例として、ニューヨークの都心と郊外の集合住宅の事例、さらにはベトナムハノイの都市居住の例を調査した。調査は途中段階にあり、分析も途上であるが、環境形成の主体である居住者らが環境の諸要因(物理的要因、対人的要因、社会的要因)とどのような関係を構築しているかを整理し、その中で密度が果たす役割が何かについて、仮説的モデルを構築しようとさまざまな試みを行っている。
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