1999 Fiscal Year Annual Research Report
3次元可視化画像による評価支援手法を備えた避難弱者の行動環境検討システム
Project/Area Number |
11750550
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Research Institution | Tokyo Polytechnic University |
Principal Investigator |
小松 喜一郎 東京工芸大学, 工学部, 助手 (30308340)
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Keywords | 人間行動シミュレーション / 設計思考支援システム / 可視化 |
Research Abstract |
初年度の今年は、群集流動のビデオ撮影データを解析することによる群集のシミュレーションモデルを作成を目的とした準備作業、および設計支援システム開発のための試行錯誤を行った。 ビデオ撮影データの解析に関しては、群集行動の過程における人間個々、および群集の定性的特徴を読み取ることを目的とした検討作業を行った。 群衆行動のシミュレーションに関しては、最終的に目的とするシステムの開発環境ではないが、StarLogoというプログラミング言語を用いて、個々が自律的に歩行行動を行う群集のモデル化とそれを用いた避難行動検討システムの開発を行った。このシステムは本研究が目的とする建築空間が人間行動とどのように関連しているのかを視覚的に確認・検討することが可能とすることを目指した図化機能を備えるように設計されており、本年度の検討作業の重点は、特にこの図化方式に関して色々と試行錯誤することに充てられた。 上記検討作業は本年度の時点で完結するには至っていないが、次年度はこれらを継続して行うことに加えて設計思考支援ツールの具体的な開発に取り組み、当初予定している成果の達成を目指す。
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