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2000 Fiscal Year Annual Research Report

海洋細菌の遺伝子産物大量発現系の開発

Research Project

Project/Area Number 11760129
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

澤辺 智雄  北海道大学, 水産科学研究科, 助手 (30241376)

KeywordsPseudoalteromonas elyakovii / プラスミッド / アルギン酸分解酵素 / 海洋細菌宿主ベクター系
Research Abstract

本年度は、海洋細菌由来のプラスミッドの探索とそれらのプラスミッドを用いた形質転換の可能性について検討し、以下の結果を得た。
1.海洋細菌由来新規プラスミッドベクターの探索
海水試料から分離した100株の海洋細菌からプラスミッド様核酸を保持するの菌株の探索を行い、5菌株がプラスミッド様核酸を有していた。前年度の成果により、3菌株のプラスミッド保持菌株を見いだしたが、本研究課題で計8菌株が得られた。これら8菌株のプラスミド様核酸に抗生物質耐性マーカー遺伝子が存在するか否かを調べるために、エレクトロポレーション法により、大腸菌JM109株の形質転換を試みた。その結果、OM918-2-6株およびH8株のプラスミッドが、大腸菌内で複製可能で、しかもアンピシリン耐性遺伝子がコードされている可能性が示唆された。
2.Pseudoalteromonas elyakoviiのアルギン酸分解酵素遺伝子を高発現する海洋細菌宿主の探索
P.elyakoviiからクローン化したアルギン酸分解酵素遺伝子alyPEECを挿入した3種類のプラスミッド(pTPB24、pTPB31、pCD11)を用い、2種のアルギン酸非分解性海洋細菌P.haloplanktis IAM12915^TおよびP.tetraodonis IAM14610^Tをエレクトロポレーション法により、形質転換することを試みたが、いずれのプラスミッドとも両海洋細菌で複製しえなかった。
本研究で見いだされたアンピシリン耐性プラスミッドの遺伝子地図の作成とこれらのプラスミッドを安定して保持、複製できる海洋細菌宿主の探索が急務となった。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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