2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11760226
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Research Institution | Tokyo University of Pharmacy and Life Science |
Principal Investigator |
志賀 靖弘 東京薬科大学, 生命科学部, 助手 (00277253)
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Keywords | ミジンコ / Hox / 分子進化 |
Research Abstract |
1)ミジンコHox遺伝子群およびその標的遺伝子群の発現時期および領域の特定 ミジンコ全胚に対するin situ hybridization法により、これまでにcDNAクローンを得ていたDapdpp,Dapmlp,およびDapmshの発現時期および発現領域を明らかにした。またリン酸化型Madに対する特異抗体を用いた免疫染色法により、ミジンコ胚発生過程におけるその活性化部位を特定した。 2)ミジンコHox遺伝子群およびその標的遺伝子群的コードする染色体DNAの解析 これまでに得ていた、DapAntp遺伝子を含む染色体DNAクローンの全塩基配列を決定し、DapAntp遺伝子のエキソン/イントロン構造を明らかにした。またこの解析を通して、ミジンコにおいては、DapAntp遺伝子とDapUbx遺伝子の一部が重複して染色体上に存在していること、DapAntpのプロモーターの内の一つはDapUbx遺伝子内に存在することを強く示唆する結果を得た。 3)ミジンコの形質転換系の開発 形質転換系の開発の前段階として、ミジンコの生殖系列の発生/分化を追跡する良いマーカーなり得る、ミジンコvasa cDNAをクローン化し、その全塩基配列を決定した。大腸菌で発現させた組み替えVasaタンパクを、ラットに免役し、それに対する特異抗体を作製した。この抗体を用いて、ミジンコ全胚に対する免疫染色を行い、ミジンコの生殖系列の発生/分化/移動の過程を明らかにした。
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