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2000 Fiscal Year Annual Research Report

経鼻カヌラを用いた低濃度一酸化窒素吸入装置の開発および臨床応用

Research Project

Project/Area Number 11770311
Research InstitutionKitasato University

Principal Investigator

三藤 久  北里大学, 医学部, 助手 (40260856)

Keywords経鼻カヌラ / 低濃度一酸化窒素吸入 / 肺高血圧
Research Abstract

前年度に引き続き,(株)小池メディカル,住友金属鉱山(株)の協力により開発した,2台の呼吸同調器を使用した鼻カヌラより酸素と低濃度一酸化窒素を混合し吸入させるシステムを用いて,当院倫理委員会によって承認された本研究に対する説明・同意書に対し参加同意の意志が確認された健常者8名に5ppm〜20ppmの低濃度一酸化窒素を吸入させた。
低濃度一酸化窒素を吸入により血圧,脈拍,血中メトヘモグロビンは有意な変動を認めず,動脈血液ガスの改善が認められた。動脈血液ガスの変化は,特に一酸化窒素吸入濃度に依存するような変化は認められなかった。経鼻カヌラの使用感については,特に問題はなかったが,症例により軽度の異臭感を訴えることがあった。室内環境の窒素酸化物による汚染に関しては,一酸化窒素に関しては5ppm以下であり,二酸化窒素および三酸化窒素に関しては,測定限界(1ppm)以下であり,労働安全基準以下であった。
次年度は,肺高血圧症の症例に対して、このシステムを用いて低濃度の一酸化窒素を吸入させ、安全性および心機能および酸素化能の改善の程度を評価することを予定している。このため,現在,当院倫理委員会にこの研究に対する許可を得るため,説明・同意書を作成中である。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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