1999 Fiscal Year Annual Research Report
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11770413
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| Research Institution | Yokohama City University |
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Principal Investigator |
山中 正二 横浜市立大学, 医学部, 助手 (80264604)
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| Keywords | Sandhoff病 / GM2蓄積症 / 遺伝子治療 / 胎児治療 / ノックアウトマウス / 動物モデル / Tay-Sachs病 |
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| Research Abstract |
本年度は評価するための系の確立に主体をおき、以下の検出系を確立した。
1;酵素組織科学的方法による組織上での発現の検出
基質としてnaphthol N-acetyl-glucosamideを用い、発現により赤色を呈する方法。これによりSandhoff病マウス(SDマウス)では酵素欠損のため発現されておらず、赤色を呈しないがコントロールマウスでは赤色を呈することを確認した。
2;臓器レベルでの発現の検出系
酵素活性をみる方法としては人工基質(MU-GlcNAc)を用いて酵素活性を測定したところ、SDマウスでは酵素活性が認められないことを確認。
3;ガングリオシドの検出系
ガングリオシドの抽出、TLCプレートにて展開しGM2、GA2がSDマウスでは増加(蓄積)していることを確認。
以上の3つの系が動くことを確認。
4;発現ベクター作製
現在、最強とされるCAGプロモーターを用い、Hexb遺伝子を繋げたベクターを作製。まず、SDマウスの初代培養細胞に発現させて確認をするところである。
5;その他
SDマウスが殆ど生まれなかったために系の確立が主体になったが、Tay-Sachs病マウス(hexa-/-;TSDマウスと略)の解析も行った。今まで短期観察では病気にならないと言われていた、TSDマウスの遺伝子型(hexa-/-)を持ち、hexb遺伝子が+/-のヘテロマウスでrotarod試験におき有為差を認め、発症があると考えられた。
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[Publications] Okamoto Y et al.: "Conversion of brain-specific complex type sugar chains by N-acetyl-beta-D-hexosaminidase B."Journal of Biochemistry. 125. 537-540 (1999)
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[Publications] Tanaka Y et al.: "Noonan syndrome and cavernous hemangioma of the brain."American Journal of Medical Genetics. 82. 212-214 (1999)
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[Publications] Yamanaka S et al.: "An infantile case of chromosome 22q11 microdeletion complicated by dissecting pulmonary arterial aneurysm and jejunal atresia."Archi-ves of Pathology and Laboratory Medicine. (in press).
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[Publications] 山中 正二: "遺伝子治療開発研究ハンドブック(GM2ガングリオシドーシス)"エヌ・ティー・エス. 5 (1999)
