2000 Fiscal Year Annual Research Report
グルココルチュイドによるマウス接触過敏反応の増強におけるサイトカインの役割
Project/Area Number |
11770447
|
Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
湊原 一哉 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (20302846)
|
Keywords | グルココルチュイド / Pam212 / サイトカイン / A431 |
Research Abstract |
これまでBalb/cマウス表皮細胞由来Pam212細胞におけるハイドロコルチゾンによるIL-αおよびIL-6産生増強の機序の解析をおこなってきた.TNCB,DNCB,SDS,SEB刺激でPam細胞はIL-αおよびIL-6を産生し10-8〜10-14Mのハイドロコルチゾンの添加はこれらの反応を増強させた.gel shift assayによりNF-KB,AP-などの核内転写因子の活性化がこれらのサイトカイン産生の増強を誘導するものと考えられた. さらに今回,対象とするcell lineをヒト表皮細胞由来A431細胞にまで拡大することを検討した.現在,SDSやNiによる刺激でA431よりIL-αの産生が増強されるとことを確認している.
|