1999 Fiscal Year Annual Research Report
原発性限局性皮膚アミロイドーシスにおけるアポリポ蛋白E代謝異常の研究
Project/Area Number |
11770463
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
古元 礼子 山口大学, 医学部, 助手 (70311818)
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Keywords | 原発性限局性皮膚アミロイドーシス / アポリポ蛋白E(アポE) / アポE分解産物 |
Research Abstract |
1.原発性限局性皮膚アミロイドーシス患者の病変部より、トリフルオロ酢酸、アセトニトリルを用い、アミロイド蛋白を抽出した。抽出したアミロイド蛋白にアポリポ蛋白E(アポE)が存在していることを、SDS-ポリアクリルアミド電気泳動(SDS-PAGE)、イムノブロット法で確認した。 2.原発性限局性皮膚アミロイドーシス患者と健常者とで、血中に存在するアポEに差異があるかどうかを検討するため、患者及び健常者の新鮮血漿中アポEをSDS-PAGE、イムノブロット法を用いて分析した。 3.時間経過によって、血漿中にアポEフラグメントが形成される可能性があることを同様の方法で確認した。 以上が今年度の研究実績の概要である。次年度は、アミロイド沈着部に存在するアポEがどのように形成、沈着していくのかを明らかにするため、さらに研究を行っていく予定である。
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