1999 Fiscal Year Annual Research Report
B細胞性リンパ腫細胞に作用する肝癌細胞由来アポトーシス誘導因子の解析
Project/Area Number |
11770580
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
和泉 透 自治医科大学, 医学部, 助手 (60254918)
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Keywords | B細胞性リンパ腫細胞株 / Hep 3B 細胞 / アポトーシス |
Research Abstract |
1)Hep3B細胞の培養上清中の増殖抑制因子について、同定を試みた。その候補としてApo(B)蛋白などの可能性を推定し、現在Apo(B)抗体添加などによる抑制効果を検討中である。 2)培養上清をリンパ球系以外の細胞株(骨髄性白血病由来細胞株であるUT-7など)に添加培養したが、細胞増殖について明らかな変化を認めず、上清中の物質はリンパ球系細胞に特異性がある可能性が示唆された。 3)培養上清にATRA、cisplatin、doxorubicin、vincristin、etoposide、MST-16、dexamethasone、interferonなどを添加培養し、トリパンブルー法、MTTアッセイなどを用いた細胞増殖能に対する影響、形能学およびDNAfragmentation、TUNEL法、FACSなどを用いたアポトーシス誘導能に対する影響、FACSなどを用いた細胞周期への影響に関する解析、またノザンブロット法、ウエスタンブロット法などを用いたサイクリンA、サイクリンB、サイクリンD1、cdcなどの細胞周期関連遺伝子発現の検討を行い、新規物質との相互関係について検討中である。 4)今年度はさらに、培養上清に加えて肝炎と関係が深いとされるTGF-β、IL-1、IL-6、ILー10、肝細胞増殖因子(HGF)などのサイトカインなどを添加培養し、B細胞性リンパ腫細胞株に対するサイトカインの増殖促進効果、増殖抑制効果への影響を検討し、肝炎合併リンパ腫におけるサイトカインの調節異常の病態への関与をin vitroの観点で検討したいと考えている。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Tabata M,et al: "Adult T cell Ieukemia lymphoma (ATL) localized in the right tinial bone"Leuk Lymphoma. 35. 189-192 (1999)
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[Publications] 大嶺 謙 ほか: "特発性血小板減少性紫斑病に対するプレドニゾロン少量療法"臨床血液. 41(1). 8-11 (2000)
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[Publications] 和泉 透: "CMLに対する治療効果、特に遺伝子学的寛解ついて"Biotherapy. 14(2). 111-116 (2000)
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[Publications] 和泉 透: "悪性リンパ胞の病型分類および病期分類 重症度判定および治療法選択の規範としての臨床病期分類"日本臨牀. 58(3). 84-87 (2000)