1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11771008
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
新井 泰弘 横浜市立大学, 医学部・附属病院, 講師 (20305478)
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Keywords | 上皮成長因子 / 上皮成長因子受容体 / EGFR / ビタミンA / ビタミンD3 |
Research Abstract |
(平成11年度研究実績) 我々は頭頸部扁平上皮癌の上皮成長因子受容体(EGFR)に着目し、上皮成長因子受容体細胞外ドメインに対するモノクローナル抗体による腫瘍増殖抑制、抗体と化学療法剤併用による抗腫瘍効果の増強、抗体と化学療法剤を化学的に結合させ、選択的殺細胞効果(target therapy)を導くことなどを研究し、報告してきた。平成11年度にはこれらの実験を続行するとともにビタミンA受容体と拮抗する物質による頭頸部扁平上皮癌のEGF反応性の変化を検討し、モノクローナル抗体による効果との比較を行なった。また、ビタミンA,ビタミンD3などの補助療法についても探求した。その結果ビタミンA,ビタミンD3はそれぞれ単独でも頭頸部扁平上皮癌培養細胞の増殖を抑制する効果がみられたが、EGFによる細胞増殖促進効果を抑制するはたらきがみられた。ビタミンA受容体と拮抗する物質はこのはたらきを特に抑制はしなかった。抗EGFR抗体によるEGFリセプターのブロックはビタミンA,ビタミンD3の培養細胞増殖抑制効果には影響を与えなかった。EGFを添加して培養することによって末梢血単核球の腫瘍細胞傷害活性に増強がみられた。CDDP,5-FU,ADMなどの化学療法剤と抗EGFR抗体との併用によって培養細胞増殖抑制効果における相乗効果がみられた。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 新井 泰弘: "頭頸部扁平上皮癌細胞のEGF、TGF-α産生とその受容体の併用"耳鼻咽喉科展望. 41. 233-249 (1998)
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[Publications] 新井 泰弘: "頭頸部扁平上皮癌培養細胞に対するEpidermal Glowph Factorの影響"耳鼻咽喉科展望. 40. 156-164 (1997)
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[Publications] 新井 泰弘(Arai Y): "Analysis of DNA ploidy osing fresh frozen fissues of HNSCC"Auris Nasus Larynx. 24. 193-198 (1997)
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[Publications] 三上康和(Y Mikami): "Perltumold engiogenesis in carcinonos of the head and nedc"Auns Nasusu Larynx. 23. 57-62 (1996)
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[Publications] 新井泰弘: "頭頸部扁平上皮癌の新鮮凍結組織を用いたDNA ploidyの解析"日本耳鼻咽喉科学会会報. 97. 254-259 (1994)