2000 Fiscal Year Annual Research Report
角膜、結膜、眼瞼におけるアポトーシス関連遺伝子の局在解明-眼表面疾患の治療に向けて-
Project/Area Number |
11771042
|
Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
小林 顕 金沢大学, 医学部, 助手 (20303274)
|
Keywords | 角膜 / アポトーシス / bcl-2 / 角膜輪部幹細胞 |
Research Abstract |
研究代表者は、眼科領域におけるアポトーシス研究の第一人者であるマイアミ大学のAndrew Huang博士(マイアミ大学バスコンパルマー眼研究所、眼科助教授)の協力を得て、マウスの角膜輪部においてbcl-2のみならず、bcl-xが特異的に発現していることを免疫染色法によって明らかにし、角膜輪部幹細胞のマーカーとしての可能性を見出した。また、bcl-2のトランスジェニックマウスとノックアウトマウスを用いて、アポトーシス関連遺伝子(bcl-2、bcl-x、bax)の角結膜における発現を調べ、成果を1999年ARVOmeeting(The Association for Research and Vision in Ophthalmology, Fort Lauderdale, USA)において報告した。 また、再発翼状片においてのアポトーシス関連遺伝子(bcl-2、bcl-x、bax、p53)などにつき、免疫染色法を用いて調べ、その局在について明らかにした。さらに、色素性乾皮症に生じた難治性の翼状片についてもアポトーシス関連遺伝子をしらべ、現在その結果について解析中である。
|