1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11771242
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
古谷 彰伸 昭和大学, 歯学部, 助手 (40266177)
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Keywords | オールセラミックスシステム / 化学エッチング法 / イオン交換法 / 焼鈍法 / 火災研摩法 / 曲げ強さ |
Research Abstract |
既存のセラミックスシステムを有効に活用でき,かつ歯冠補綴用セラミックスを過酷な口腔内環境で長期間使用するために,その耐久性向上につながる各種セラミックス強化処理法を検討した.本研究では一般工業界で行われている各種セラミックス強化処理法(化学エッチング法,イオン交換法,焼鈍法,火炎研摩法)などを応用し,各種セラミックスシステムの最適な機械的強度向上法の開発を試み,それぞれの特性をより明確にして臨床への適用条件の可否の比較検討を行うことを目的に,本年度は試験片製作と予備実験を行った. 1.歯冠補綴用セラミックシステム(1)OCC,(2)YataCasmic,(3)Crys-Cera,(4)IPS-Empressを本研究で用いている統一形状の棒状試験片に製作. 2.各種セラミックスの強化処理法を試料に施す検討を行った. 本年度は各種強化法を施した試験片の製作法の検討まで行った.次年度では試験片の強度測定結果から各種セラミックス材料の強度向上の可能性を検討する予定である.
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[Publications] 大橋竜太郎,古谷彰伸 ほか: "新型OCCの表面処理条件が表面性状および機械的性質に及ぼす影響"健康科学における歯科補綴学-21世紀に目指すもの-(第100回日本補綴歯科学会記念大会 プロシーディング). 255 (1999)
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[Publications] 古谷彰伸: "ラミネートベニア法の適応について"昭和歯科学会雑誌. 19巻2号. 217-221 (1999)
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[Publications] 大橋竜太郎,古谷彰伸 ほか: "OCCクラウンの破壊強度-臨床歯冠形態におけるステイニングの影響について"歯科審美. 11巻2号. 362-367 (1999)