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1999 Fiscal Year Annual Research Report

高分子電解質錯体による骨誘導因子担体の開発

Research Project

Project/Area Number 11771244
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

井上 寧  昭和大学, 歯学部, 助手 (50297024)

Keywords高分子電解質錯体 / 骨誘導因子 / BMP / 骨形成 / ハイドロキシアパタイト
Research Abstract

BMPの精製
ウシ大腿骨骨幹部を凍結下にて1〜2ミリの大きさに粉砕し,クロロホルムメタノール溶液で脱脂.その後0.6N塩酸で脱灰し,この脱灰骨より4Mグアニジン塩酸でBMPを抽出.この抽出溶液を蒸留水にて透析し,不溶性画分(G-EXT)を作製.これを6M尿素で再溶解し,Heparin-Sepharose Chromatographyを用いて粗精製のBMP画分を蒸留水にて透析後,凍結乾燥しBMPの移植体とした.
BMPの生物学的活性の確認
精製されたBMP移植体5mgと一型コラーゲン15mgとを混合し,100%エタノールで遠心分離後,凍結乾燥を行い,No5ケラチンカプセルに封入し,4週齢のS.D.系ラット雄の大腿部筋嚢に埋入した。3週間後に大腿部の,軟X線撮影後,脱灰切片及び非脱灰切片を作製し,組織学的に異所性骨誘導活性を観察した.
PECとBMP複合体の骨誘導活性の確認
活性の確認されたBMP5mgと4Mグアニジン塩酸溶液2mlに溶解し,種々のPEC複合体を作製し,4週齢のS.D.系ラット雄の大腿部筋嚢に埋入し,異所性骨誘導活性を確認した.
PECとハイドロキシアパタイト複合体の作製
多孔性のハイドロキシアパタイトを担体として有効なPECと混合し,これをS.D.系ラット大腿部筋嚢に埋入し,組織学的に生体親和性の確認を行い,PECハイドロキシアパタイト複合体とBMPを混合し三重合体を作製した。それを大腿部筋嚢に移植し,経時的に担体の吸収過程,異所性の骨形成活性を軟X線学的,組織学的に観察する.

URL: 

Published: 2001-10-22   Modified: 2016-04-21  

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