1999 Fiscal Year Annual Research Report
キャスタブルセラミックスクラウンの強化法に関する研究
Project/Area Number |
11771256
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Research Institution | Fukuoka Dental College |
Principal Investigator |
岡田 一三 福岡歯科大学, 歯学部, 助手 (20269038)
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Keywords | キャスタブルセラミック / 強化法 / ジャケットクラウン / 純金箔 |
Research Abstract |
キャスタブルセラミッククラウンの強化方法について試験片を用いて基礎的実験を行った.まず金箔,ボンディングエージェント,オペークポーセレン,キャスタブルセラミックの4層構造よりなる3mm角材(長さ20mm)試験片の3点曲げ試験を行った.また同様の方法にて作製した試験片のセラミング前後のキャスタブルセラミック,オペークポーセレンの界面におけるクラックの有無の検討を行った. 次に更なるステップとして実際の臨床における支台歯のモデルでの製作法を確立した.基礎実験の試験片と同様,耐火模型材による支台歯模型を作製し,金箔の圧接すなわちスエッジングを行いボンディングエージェント,オペークポーセレントを焼き付けて,ワックスアップ,キャスタブルセラミックの鋳造を経て,最終補綴物と同様の試験片を作製しその断面を観察した.その結果,強度においても十分なものであり,またクラックについても低溶陶材がそれを補修する形で作用しており現時点である程度のキャスタブルセラミッククラウンの強化方法として成立しつつあると推察される.
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