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1999 Fiscal Year Annual Research Report

茶摂取によるフッ素とアルミニウムの吸収と体内動態について

Research Project

Project/Area Number 11771307
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

楠本 雅子  東北大学, 歯学部, 助手 (80186395)

Keywordsフッ素 / アルミニウム / 体内吸収 / 錯体化合物 / 相互作用 / 茶
Research Abstract

1.茶・血清・尿でのフッ素およびアルミニウムノ添加回収試験を行った。
フッ素に関しては回収率は良好(99.2〜117%)であったが、アルミニウムに関しては、茶および尿に添加した場合の回収率が低く、(50〜55%)、前処理としておこなっている湿式灰化法とアルミニウムの測定法の検討をすすめた。アルミニウムの測定試薬である8キノリノールの濃度を200倍にしたところ、尿での回収率は83%と改善がみられた。茶での添加回収試験は測定前処理法を現在検討中である。
2.ヒトでの茶飲用実験の予備実験(茶摂取量を決めるためのフッ化物飲用実験)
(1)成人4名(男2名女2名:年齢30〜62歳)を被験者とした。
(2)空腹時にフッ化ナトリウム(2mgF)を摂取し、摂取前および摂取後6時間の尿を1時間毎に採取した(女2名の被験者は摂取前、摂取後30分、2時間、8時間および24時間の血清も採取)。同様に蒸留水(DW)摂取後の尿および血清についてもコントロールとして採取した。
(3)2mgF飲用後およびDW飲用後の被験者の尿中フッ素(尿中F)量および尿中アルミニウム(尿中Al)量の平均は以下となった。
尿中F量(μg) F飲用後 541.5μg DW飲用後 129.2μg
尿中Al量(μg) F飲用後 4.0μg DW飲用後 2.4μg
(4)フッ化物飲用後には尿中フッ素およびアルミニウムはともに上昇することがわかった。
(5)血清については現在分析中である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 楠本雅子: "ラットにおけるフッ素とアルミニウムの生体への吸収とトランスフェリン結合型アルミニウムについて"口腔衛生学会雑誌. 50・2(印刷中). (2000)

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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