1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11771342
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
杉原 直樹 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (00246349)
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Keywords | 高齢者 / 口腔保健ケア / 評価指標 / 疫学 |
Research Abstract |
本年度は、まず高齢者調査のための口腔診査票およびアンケート用紙の作成を行った。口腔内診査については歯の状態(喪失歯、歯冠部齲蝕、根面齲蝕)、歯周組織の状態(CPITN、歯の動揺)、口腔および義歯の清掃状態、義歯装着状態、口腔粘膜の異常、口臭の有無、口腔乾燥の状態および歯科医師所見より構成した。口腔の評価指数を検討するために咬合力テスト(オクルーザルフォースメータ^<【○!R】>)、摂食嚥下テスト(テストフード、水のみテスト)、さらに口腔内細菌検査としてカンジタ菌鑑別用斜面培地(クロモスラント カンジダカラー^<【○!R】>)について検討して採用した。またアンケート調査においては、現病歴、障害老人の日常生活自立度、痴呆性老人の日常生活自立度、ADLなどの項目を全身状態との関連を見るために取り入れた。さらに従来からの主観的な咀嚼能力、口腔内の自覚症状、歯科受診行動の設問項目も入れた。そして「生きがい」について口腔保健との関連をみるために、独自の質問項目を作成した。これらの項目については、最終的に指標化されることを前提に作成している。 現在これらの口腔診査票、アンケート用紙および口腔内の機能評価テストを使ったプレテストを老人保健施設の入所者50名に対して実施しており、これらの集計をもとに、口腔診査票およびアンケート用紙および口腔内の機能評価テストの修正を行い、本調査を実施する予定である。
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