1999 Fiscal Year Annual Research Report
褥瘡およびその予防に対するドレッシング剤使用の実態調査
Project/Area Number |
11771524
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
高田 喜代子 大阪大学, 医学部, 助手 (80303973)
|
Keywords | 褥瘡 / 褥瘡ケア / 褥瘡予防 / ドレッシング剤 |
Research Abstract |
研究目的は褥瘡の局所的ケアに用いられている皮膚被覆材であるドレッシング剤の褥瘡予防としての使用状況と使用による効果の実態を把握し、ドレッシング剤使用に対する褥瘡ケアについての看護的判断の示唆を得ることである。研究計画では本年度は関東および関西の総合病院20ヶ所を調査対象としていたが、今回は病院要覧にう記載されている全国の一般病院から、等間隔抽出法により抽出した833病棟を調査対象とした、ドレッシング剤に関する文献及ぶ資料の収集と、臨床現場で働く看護婦からの情報をもとに、調査内容を検討し決定した。 調査内容は主に(1)予防的褥瘡ケアとしてのドレッシング剤使用状況(2)褥瘡ケアとして用いるドレッシング剤の種類及び使用方法(3)ステージ別に分けた褥瘡ケアの現状(4)褥瘡ケアの効果であり、その他基本的属性や病棟背景など細項目入れて計28項目である。 調査方法は調査票を各病棟の看護責任者に郵送し、記載した後無記名で返送してもらった。現時点で集計ずみの結果は基本的属性のみである。以下に結果の一例を挙げる。回答は344病棟(41.3%)から得られ、有効回答は317病棟(92.2%)であった。診療系の内訳は内科系17病棟(4.8%)、外科系187病棟(53.1%)、混合85病棟(24.1%)、ICU病棟(11.9%)、その他14病棟(4.0%)であった。各病棟の平均稼動病床数は、内科系病棟50.9床、外科系病棟46.5床、混合病棟44.5床、ICU病棟13.2床、その他の病棟44.1床であった。その他の調査結果は現在集計・分析中である。
|