1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11771529
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Research Institution | Nagano College of Nursing |
Principal Investigator |
井上 都之 長野県看護大学, 病態治療看護学講座, 助手 (00281254)
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Keywords | 清潔援助 / 免疫 / 入浴 / ナチュラルキラー活性 |
Research Abstract |
まず第一に、ユーロピウム法によるK562細胞をターゲットとした単核球のナチュラルキラー活性の測定およびフローサイトメーター法によるリンパ球のポピュレーション分布の測定技術を習得し、精度、信頼性について確認した。 続いて、健康な成人女性若干名において平常時のナチュラルキラー活性およびリンパ球のポピュレーション分布の日内変動を測定し、また入浴前後でのナチュラルキラー活性およびポピュレーション分布の変化を測定した。その結果、ナチュラルキラー活性およびリンパ球のポピュレーション分布の入浴による変動が観察された。ナチュラルキラー活性およびナチュラルキラー細胞のポピュレーション共に、日内で低下するのに対して、入浴後では共に上昇していた。 また、就寝前に入浴を行った場合と、入浴を行わなかった場合のナチュラルキラー活性およびリンパ球のポピュレーション分布の変化についても検討を行った。入浴を行わなかった翌日のリンパ球のポピュレーション分布は入浴を行った日の翌日の分布に比べて相違が観察された。入浴しなかった翌日はナチュラルキラー活性およびリンパ球のポピュレーション分布が低下していた。 現在、これらの現象についての再現性・信頼性を高めるために実験を行っている。詳細については再現性・信頼性が確認され次第、発表する予定である。
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