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2000 Fiscal Year Annual Research Report

尿道留置カテーテル患者の上行性感染予防への看護ケアの確立

Research Project

Project/Area Number 11771531
Research InstitutionAichi Prefectural College of Nursing & Health

Principal Investigator

藤井 徹也  愛知県立看護大学, 看護学部, 講師 (50275153)

Keywords看護技術 / 清潔 / 陰部洗浄 / 在宅看護 / 尿道カテーテル / 尿路感染 / 看護
Research Abstract

長期尿道留置カテーテルを使用している在宅療養者に対し電解酸性水を用いた清潔保持ケアを検討するにあたり、基礎資料として対象者となる患者及び家族の尿道留置カテーテルの管理を含めた陰部清潔ケアの実態を明らかにした。
在宅療養している長期尿道留置カテーテル患者26名(平均年齢74.6±13.8歳、挿入期間は6ヶ月から10年:対象者には家族とともに研究内容を説明し、研究参加の同意を得た)を対象として、上行性尿路感染予防に対する維持管理について質問紙調査及び細菌学的調査を行った。陰部清潔援助を「排泄後の汚染時」に実施している者は20名(76.9%)であり、6名(23.1%)は実施していなかった。実施間隔については「2回以上/日」は4名(14.5%)であり、「1回/日」の実施は13名(50%)であった。蓄尿バックに溜った尿の処理は、20名(76.9%)が「1回/日」であった。また、今までに陰部清潔の必要性及び方法の指導を受けた者は、16名(61.5%)のみであった。一方、カテーテル交換期間は2週間以内が22名(84.6%)であり、それ以上の期間が4名(14.5%)であった。対象者の尿については、全てに細菌等を認めた。そして、20名(76.9%)の尿からは複数の細菌等を認めた。認められた細菌等は、Staphylococcus sp.,Streptococcus sp.,Citrobacter freundii, E.coli, Klebsiella pneumoniae, Pseudomonas aeruginosa, Candida albicansなどであった。以上の結果より陰部清潔保持ケアの指導の必要性が示唆されたため、電解酸性水の陰部洗浄の見込まれる効果及び陰部清潔保持の必要性を援助者に説明する実施要領を作成した。
また、電解酸性水の保存法としては、乳白色のポリエチレン性容器で保存することで数週間の保存が可能であることが、確認できた。これらをもとに長期尿道留置カテーテル使用患者の在宅療養者の陰部清潔ケアの確立に向け、実施要領による指導及び電解酸性水の使用効果を検討中である。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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