栄養・代謝のアセスメントをするための臨床シミュレーション型CAI教材の開発

1999 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 11771535
• Research Institution: Tokai University
• Principal Investigator: 有田 清子 東海大学, 健康科学部, 講師 (00276875)
• Keywords: 栄養・代謝のアセスメント / CAI教材 / 問題解決能力

Research Abstract

本研究の目的は、(1)栄養・代謝のアセスメントをするための臨床シミュレーション型CAI教材を開発する。(2)開発した教材の評価をし、その結果から教材の修正と活用方法を検討する。である。今年度は、試作教材の開発のために問題状況を設定したシナリオを作成、そのシナリオを元にしたフローチャートを作成し、栄養・代謝のアセスメントをするためのシミュレーションが妥当であるかどうかを検討した。これらをとおして、栄養・代謝のアセスメントをするためには、基礎知識として栄養状態を判定するための指針の一つとして標準体重を求める意味を知ること,クライアントの1日の摂取カロリーと消費カロリーをインタビューによって調べること。クライアントに減量指導する際には、クライアントの意思を確認してその方法を決定するということを、シミュレーションの状況の中から学習できるようにする必要のあることが明らかになった。
以上のことから、クライアントの問題状況を健康診断の結果を健康診断センターに訪れた外因性肥満の中年男性とし、学習者である看護学生が減量の相談を受けるという設定とした。現在は、このシナリオを画面イメージとして作成しコンピュータへの入力が終了している。今後は、本試作教材のプログラムミスを確認、修正し来年度の計画である教材評価がおこなえるようにする予定である。