1999 Fiscal Year Annual Research Report
スピリチュアルな側面への看護理論構築に向けてのイスラーム医療を対象とした調査研究
Project/Area Number |
11771554
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Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
比嘉 肖江 静岡県立大学, 看護学部, 助手 (90290147)
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Keywords | spiritual care / spiritual nursing / spiritual care giver / ethno-nursing / 参加観察 / イスラーム |
Research Abstract |
平成11年度の研究実績は以下の通りである。 1.1999年10月 まずフィールドとして選んだインドネシア共和国ジャカルタ・イスラーム病院の病院長や各関係諸機関から調査承諾を得、次にインドネシア大使館に調査研究および研修の申請(VISA申請)を行った。 2.1999年12月18日からフィールド調査を開始(2000年1月7日調査終了) 3.調査の初期段階でKey informants(5名のspiritual care提供者)とgeneral informants(11名のspiritual care提供者)を選択決定した。またParticipant observerとして病院スタッフ準メンバーとなり、spiritual careの実践の場面に参加観察し、可能なかぎり(患者・家族・病棟・スタッフの許可を得て倫理面に十分に注意を払いながら)ビデオ撮影によるデータの収集を行った。 4.調査の後半においては、病棟スタッフと同様に24時間ローテーションに参加し、夜間帯のspiritual care、緊急呼出のspiritual careについても参加観察を行った。 5.さらに入院患者に対する個別なspiritual careについて、その詳細と患者の反応を質問紙により調査し、またインタビューを行った。 6.今後の作業として、得られたデータの状況的意味、解釈や象徴的分析等を行いながら、記述因子と構成要素を明確にしていく予定である。
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