• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1999 Fiscal Year Annual Research Report

老人保健施設利用者の記憶認知とストラテジー:記憶のリハビリテーション・プログラム構策に向けて

Research Project

Project/Area Number 11771565
Research InstitutionHealth Sciences University of Hokkaido

Principal Investigator

井出 訓  北海道医療大学, 看護福祉学部・看護学科・地域保健学講座, 助手 (10305922)

Keywords気憶 / 認知機能 / うつ / 健康感 / 気憶ストラテジー / 老人保健施設
Research Abstract

平成11年度6月より、98年に行った東京都下の老人保健施設における調査を再度分析しなおすとともに、札幌市内の老人保健施設デイ・ケア利用者に対しての聞き取り調査を行っている。東京での調査に関しては、新たに老人保健施設入居者の記憶のストラテジーに関する分析が終わり、その結果を米国看護研究誌Nursing ResearchならびNursing and Health Sciencesに投稿し、現在査読審査中である。また、Gerontological Society of Americaの53回大会にて発表準備中である。特に注目すべき点は、先行研究においてはメモやノートをとるといった方法が、記憶力をサポートする補助方法として、高齢者にも適している方法であるとした報告がされているが、今回の調査結果の分析から、認知機能の低下が見られる場合、または鬱的状況にある場合かその両方である場合には、こうしたメモやノートをとるといった方法があまり有効ではないとする結果が導き出されたことである。今後もさらに調査が必要とされるところである。札幌での調査は、現在5施設目での聞き取り調査に取り掛かっている。デイ・ケア利用者の施設滞在時間が限られており、またデイ・ケアプログラムとの調整などから、なかなか思うようにデータが集められない現状があるが、データの入力も平行して行われ、平成12年度半ば頃をめどに集計結果をまとめることができると考える。今回新たに記憶力に対する自己効力感の測定を実施しており、老健施設入居者との比較とともに、認知機能や抑うつ的気分が、記憶の自己効力感に与える影響に関しても、新たな発見が得られると考えている。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] S.Ide,G.J.McDougall M.Wykle: "Memory awareness among Japanese nursing facility residents"International Geriatric Psychiatry. 14. 601-607 (1999)

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi