1999 Fiscal Year Annual Research Report
処置場面における子どもの反応と看護婦の行動の関係性
Project/Area Number |
11771570
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Research Institution | Keio Junior College of Nursing |
Principal Investigator |
鈴木 里利 慶應義塾看護短期大学, 小児看護学, 助手 (40310411)
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Keywords | 看護婦の態度 / 子ども / 処置 / 痛み / 反応 |
Research Abstract |
【研究目的】 本研究は、看護婦がどのような態度で子どもに関わっているかを知るための第一段階として、医療処置場面における子どもと看護婦の関わりから、子どもの行動・反応と看護婦の関わり、およびその関連を探り、子どもと看護婦の関係性を明らかにすることを目的とする。 【研究実施計画】 1.文献検討 平成11年11月から平成12年1月末日までの期間、処置場面における看護婦の態度に関する研究の文献検索を行った。データベースは、『医学中央雑誌』・CINAHLの他、最新看護索引、日本看護関係文献集を用いた。「子ども」及び「小児」、「処置<採血、注射(皮下・皮内・筋肉内・静脈内及び点滴)、及び穿刺(骨髄・腰椎)>」、処置時の「痛み」をキーワードとした。検索された国内外の研究論文39件(うち海外17件)を検討の対象とした。その結果、処置場面における看護婦の態度は何も明らかにされておらず、まず態度の実際を明らかにしていく必要があると考えられた。また、子どもと看護婦の行動や反応の関連性について、処置の流れの中から探っていく必要があると思われた。 2.予備調査 本調査に向けて、平成12年2月上旬から平成12年3月末のうちの4週間、予備調査を予定していた。しかし、申請時予定していたフィールドの確保が困難となったため、フィールド先を再検討中である。したがって、予備調査と問題点の明確化、本調査、分析、執筆等は、平成12年度の研究において、実施することとする。
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