1999 Fiscal Year Annual Research Report
公共・民間スポーツ施設における高齢者・障害者の受け入れとバリアフリーの可能性
Project/Area Number |
11780036
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Research Institution | Bunkyo University |
Principal Investigator |
松永 敬子 文教大学, 人間科学部, 講師 (60281565)
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Keywords | バリアフリー / 公共スポーツ施設 / 民間スポーツ施設 / 高齢者 / 障害者 / 共生社会 |
Research Abstract |
本研究は、公共・民間スポーツ施設における高齢者・障害者の受け入れ状況と各施設のバリアフリーの状況を把握し、ハードだけではなくソフトのバリアフリーをも含めたスポーツ施設とその拠点とする共生の社会を実現するための基礎的資料を得ることを目的としている。そのため、本研究は、1.身体障害者スポーツセンター、2.政令指定都市の公共スポーツ施設、3.全国の民間スポーツ施設(民間フィットネスクラブ)の3つのフィールド調査及びインタビュー調査によって構成されている。 1.身体障害者スポーツセンター:政令指定都市を中心に、身体障害者スポーツセンター利用者及び利用経験者の公共・民間スポーツ施設に対するニーズ、希望及び期待に関する調査を実施中である。その結果、身体障害者スポーツセンターを利用しながら民間スポーツ施設を併用しているケース、民間スポーツに移行したケースなどが近年増加傾向にあることが明らかになった。詳細については、現在ヒアリング調査中である。 2.公共スポーツ施設:今回は、身体障害者スポーツセンターが在る、政令指定都市と東京の公共スポーツ施設(トレーニング施設を有する)に対し、高齢者・障害者の利用状況及びバリアフリー仕様(施設・プログラム・サービス)の状況について調査を実施中である。 3.民間スポーツ施設(民間フィットネスクラブ):全国の民間フィットネスクラブに対し、高齢者・障害者の利用状況(受け入れ状況)及びバリアフリー仕様(施設・プログラム・サービス)の状況、今後のビジョンについて調査中である。その結果、実際にバリアフリーを施したフィットネスクラブが年々増加傾向にある。 今後は、各施設の現状と抱えている問題点、さらに今後のビジョンと可能性について調査を中心にまとめていく。
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